ドージコインとは、ビットコインと同様の仮想通貨です。
このドージコイン(Dogecoin)はIBMの元エンジニア、ビリー・マーカス氏がビットコインに対抗して作ったもので、2013年に公開されました。ドージコインは、ドージ(Doge)という柴犬がマスコットとして用いられています。
ビットコインはその発行総量が2,100万と定められていますが、一方のドージコインはそれが無制限です。この点は、ビットコインなどの他の仮想通貨と比べて、値動きの幅が大きくなりにくい原因の1つとなってきました。
実際の通貨でも、発行数が急激に増えてその通貨が市場にたくさん出回れば、その通貨価値は下がりやすくなります。
ドージコインも、こうした市場原理からすれば、価格が上昇しにくい性質を持つと容易に想像されます。しかしながら、最近のドージコインはそれと反する値動きを見せています。
近頃はビットコイン相場の上昇に引っ張られる形で、ドージコインの価格も上昇傾向にあります。2014年後半から2017年初頭にかけて、ドージコインの相場はおおむね1ドージ0.01円前後で、横ばいの推移をしてきました。
しかし、2017年5月20日に0.02円を突破すると、その3日後にはおよそ0.04円にまで急騰するなど、ビットコイン以上に荒い値動きを見せています。6月20日現在の相場は1ドージおよそ0.035円です。